Scrivener3

Scrivener 3 日本語化メニューのガイド

2019年リリース予定の『Scrivener 3』より日本語メニューが標準装備されます。
2月1日公開のベータ版, version 2.9.0.3より、日本語メニューが実装されています。
下記リンクから無料でダウンロードできます(ベータ版は2018年12月15日まで有効)
http://www.literatureandlatte.com/forum/viewtopic.php?t=40621
詳しくは『Scrivener 3 日本語化メニューのガイド』をご参照下さい。
記:2018/10/03

新バージョンの日本語メニューはこんな感じです。

メニューが見にくい場合は、ファイル > Scrivenerのオプション > 表示 >フォント にて調整して下さい

世界的人気のアウトラインプロセッサ『Scrivener』の新バージョン、『Scrivener3』のリリースが間近に迫っています(2月以降)。
これまでメニューの日本語化は翻訳ファイルのパッチをあてていましたが、新バージョンより本体に組み込み、日本語版Windowsで起動すれば、自動的に日本語メニューが表示される予定です(現在、作業中の為、確約はできません)。もちろん、英語のオリジナルメニューへの切り替えも可能です。

ただ、日本語化にあたり、いくつかの問題がありますので、ここにリストアップしておきます。製品購入の参考にして頂ければ幸いです。

Scrivenerのご購入と案内は公式サイトでどうぞ。
Buy Scrivener for Windows (Regular Licence)

メニューの日本語化にあたって

複雑怪奇な翻訳ファイル

言い訳するわけではないですが、Scrivenerの翻訳ファイルは複雑怪奇です。
11種類のファイルがあり、同じ項目が多岐にわたって繰り返され、どこに、どう反映されるのか、全く説明がありません。
たとえば、「character(文字)」という単語は、複数ファイル、複数の項目に何十回と繰り返されますが、その「character」がメニューのどの位置に反映されるのか、こちらからはほとんど窺い知れない仕様になっています。文書目標の設定の、この「character」を編集したいと思っても、その記述がどこにあるのか、具体的に記載されていませんし、登場人物の「キャラクター」とかぶる為、一括で「文字」と変換すると、「キャラクターの名前を作成」とする翻訳する部分が「文字の名前を作成」に置き換わり、まったく別の意味になってしまう為、総当たりで点検しないといけないわけです。
こちらも注意していますが、目につかない部分でおかしな翻訳になってるかもしれません。そのあたり、レポートして頂けると助かります。

Scrivener 日本語 翻訳

Scrivener 日本語 翻訳

ベータ版にバグがある

翻訳作業はScrivener3のベータ版を使用していますが、ベータ版そのものにバグがある為、確認できない箇所が幾つかあります。
たとえば、「設定を保存した途端、アプリが強制終了する」「翻訳ファイルを修正したにもかかわらず、的確に反映されない」などです。
翻訳作業はどうしてもベータ版でやらざるを得ないので、後々、問題が生じるかもしれませんが、そのあたり、レポートして頂けると助かります。

確認できない機能やエラーがある

Scrivenerもユーザーによって使い方はまちまちですし、モバイル同期、メディアファイルの埋め込みや再生、カスタムメタデータ、コンパイルなど、特定の状況でないと分からないエラーも多数存在します。たとえば、コンパイルで複雑な文章の組み方をしたり、ePub や mobi で出力する(端末によって見え方が異なる)、などです。
もちろん、エラーメッセージの翻訳は可能ですが、こちらも想像がつかないような状況もありますし、適当に翻訳すると、かえって混乱すると思いますので、分からないものはそのまま原文で置いています。特に、ネットワークに関するエラーはノータッチです。
また、日本語ではあまり馴染みのない機能(自動補完や辞書、引用符の自動変換など)も、現象や動作が明らかなものしか翻訳していません。

ビギナーを対象に翻訳

メニューの日本語化にあたっては、試用版で初めてScrivenerに触れるビギナーを念頭に置いています。心理的な敷居を下げる為です。
マニュアルを見なくても直感的に理解できるよう、私の方で注釈を入れている箇所もあります。
使い慣れた上級者には、日本語化がかえって煩わしく感じる部分もあると思いますが、その場合は、オリジナルの英語メニューに戻すなどして対処して頂けると有り難いです。

日本語ユーザーが増えなければ、開発も後回しになる

Scrivenerに限らず、ソフトウェア開発において、日本語=マルチバイトの扱いは厄介なものです。Windows8でさえ、数ヶ月間、縦書き表示の不具合を修正してもらえませんでした。
言語的にはマイナーな存在ですし、まして「縦書き」「校正」など、独自の機能を組み込むとなれば、開発側の手間も大変なものです。
ちなみに縦書きを要望しているのは、日本語とモンゴル語だけ、だそうです。中国語は横書きがメインになってますし、アラビア語はユーザーが多いので、対応も早いですが。
販売元のLiterature & Latteも、マイクロソフトのような巨大企業ではありませんから、マイナー言語の、小数ユーザーが、あれこれ要望を出しても、すぐには対処してもらえません。不具合が後回しにされたら、結局、ユーザー自身が困って、せっかくの買い物も台無しになってしまいます。
今度の日本語化も、その一環です。
Scrivenerに興味をもって、「使ってみようかな」というビギナーさんが増えれば、既存ユーザーにとってもプラスになりますから、そのあたり、ユーザー間で協力して頂ければ有り難いです。

日本語では正常に動作しない機能がある

根本的に、Scrivenerはアルファベット文書を対象にしたソフトウェアなので、日本語では正常に動作しない機能がいくつかあります。

Name Generator
キャラクターの名前を自動生成する機能ですが、日本語はまったく対象になっておらず、アルファベットに限定。それでも洋風の名前を付けるなら、参考に使えると思います。

Scrivener Name Generator

Project Target(目標値)
文書量に規定がある場合、入力された文字数や単語数をカウントし、よく使われる単語などを解析してくれる機能ですが、日本語(マルチバイト)だと正常に機能しません。文字数はかなり正確にでますが、単語に関してはほとんど認識していない部分があります。

Scrivener 目標値 解析

Scrivener 目標値 解析

自動補完、オートコレクト、スペルチェック
Micrsoft WORDもそうですが、Scrivenerも自動補完やオートコレクト、大文字/小文字、スペルチェックなども英数字に限定されます。
Google検索窓のようなサジェスト機能とは異なりますし、一太郎のように、「シャンペン」と「シャンパン」の混在を指摘したり、連想変換や漢字の間違いを修正する機能もありません。

日本語化メニューの実際

こちらに訳文を掲載しています。
一月内に翻訳ファイルを提出し、これがScrivener3の日本語化メニューとなります。
お気づきの点などがありましたら、ぜひフィードバックをお寄せ下さい。

その1

その2

その3

その3-2

その4

Scrivenerに関する記事

フィードバックをお願いします

訳文について、お気づきの点やご要望がありましたら、お気軽にお寄せ下さい。
いったん翻訳ファイルを提出したら、そうそう修正できません。
放置すると、全ユーザーに影響しますので、よろしくお願いします <(_ _)>

コンタクトフォームはこちらです

広告

ライティングの最新記事4件

>海洋小説『曙光』MORGENROOD

海洋小説『曙光』MORGENROOD

ニムロディウムという架空の金属元素を中心に、鉱業、海底鉱物資源、深海調査、海洋情報ネットワーク、建築&デザインなどをテーマに描く人間ドラマ。水深3000メートルに眠るニムロディウムの採掘は世界を変えるのか。生の哲学を中心に海洋社会に生きる人々の願いと攻防を描きます。Google Driveにて無料サンプルPDFも配布中。

CTR IMG