作品紹介 君の名はキメラ キャラクター紹介

魅力的な作品紹介ページを作ろう 読者を振り向かせDL&購買につなげる為に

昨今、KindleセルフパブリッシングやBook Walkerなどで、自作の電子書籍を販売されている方も多いと思います。

ところで、あなたの作品紹介ページは魅力的ですか? 

一目見て、どういう内容か、分かる作りでしょうか。

長年、サウンドノベルや電子書籍を制作して、作家として活躍されている星見テラセさん&StarGazerの作品紹介ページが非常に分かりやすいので、ここに紹介します。これは購買に繋がるし、読者さんにも分かりやすい構成だと感心しましたので、「売り上げが伸びない」「力作なのに無視される」等々で、お悩みのインディーズ作家さんはぜひ参考にして下さい。

一目で分かる作品紹介

まずはこちらの作品紹介ページをご覧下さい。

君はキメラ 畜生共のパレード

キミはキメラ 隠遁者の夜明け

「ブックカバー」「イントロダクション」「キャラクター紹介」「キャラクターのイラストと説明書き」「データ説明」「ストア」と、必要な情報がワンページの中に非常に上手にまとめられています。

↓ スクリーンの一部です。
作品紹介 君の名はキメラ

その点はKindleの商品紹介も同様。

作品紹介 君の名はキメラ

作品紹介 君の名はキメラ

ここまで気合いを入れて、読者目線で作品紹介している作者さんも希有です。たいていは、ブログにだらだら説明文書いて、「よかったら、ポチっとお願いします(^∧^)」みたいなノリで終わり。身内ではそれで通じても、全然関係の無い人から見れば、この作品には、どんなキャラが登場して、テーマは何で、文書量はどの程度か、等々、何も分からないですよね。

その点、星見さんの作品紹介ページは徹底して読者目線です。

自分が一読者の立場に立って、作品を読む前に、読者がどういう情報を求めているか、ちゃんと把握した上でアピールしてる。

ここまでやって初めて、一見のビジターさんも「どんな作品かな」と無料サンプルをDLしたり、Kindle Unlimitedに登録したり、するのではないでしょうか。

作品紹介のポイント

一目で分かる作品紹介ページの重要なポイントは次の5点かと思います。

  • 見やすいナビゲーション
  • 簡潔なイントロダクション
  • 具体的なキャラクター紹介
  • 文書情報
  • ショップへの動線
  • HTMLタグかWordPressぐらい覚えなさい

1. 見やすいナビゲーション

星見さんのページでは、各項目のナビゲーションが固定メニューで表示されています。
下方にスクロールしても、常にメニューが目に入るので、目的の項目にもワンクリックでジャンプできます。
今はスマホからのアクセスが圧倒的に多いので、「訪問者に無駄にスクロール(クリック)させない」のは重要なポイントです。

作品紹介 君の名はキメラ

簡潔なイントロダクション

まるで映画のパンフレットを見るような紹介文です。
他のインディーズ作家さんの場合、概要をだらだらと書いているケースが多いけども、星見さんのイントロは商品パッケージの表紙みたいでしょう。
自作をキャッチーな文体で紹介するのは、慣れないと、なかなか難しいかもしれませんが、非常に重要なポイントです。
映画でも「全米が泣いた」「今世紀最大のアクション」とか派手に謳ってますよね。ポスターも刺激的で。
予告編を見ればいいじゃないかと思うだろうけど、2分程度の動画でも再生するのはけっこう面倒です。
それでもオフィシャルサイトのトップページに「この夏、衝撃の結末が世界を揺るがす」とか書いてあったら、どれどれ……と見ちゃうでしょう。
小説もそれと同じ。
最初にだらだら概要を書くより、キャッチコピーの方が効果的だと思います。

具体的なキャラクター紹介

あまたの作品紹介ページでよく見かけるのが、「転校生のシンジが、美少女リリカと知り合い、どこそこに転生する」みたいな概要。
でも、作品を知らない人から見れば、シンジ? リリカ? 誰それ? ですよね。
そうではなく、最初に、どういうキャラが登場して、どういうシチュエーションで話が運ぶかを紹介すると分かりやすい。
「そういうのは実際に作品を読んでくれ」と思うかもしれませんが、読者が何の興味も持たず、DLもしないようでは話にならないんですよ。
「卵から生まれたイソラちゃん? 角ネズミ? なんでニンゲンを憎んでいるの?」という好奇心があって、初めて、読者さんは無料サンプルをダウンロードするし、Amazonの紹介ページも見てくれる。
だらだら概要だけ綴っても、相手には分かりません。

作品紹介 君の名はキメラ

こちらはキャラクターとの紹介文。クリックすると拡大表示されます。
ここまでやったら、一目瞭然ですね。

作品紹介 君の名はキメラ キャラクター紹介

こちらの『隠遁者の夜明け』という紹介ページでは、自動ローテーションでキャラクターが表示されます。

隠遁者の夜明け

こういう見せ方もインパクトがありますね。

作品紹介 君の名はキメラ キャラクター紹介

文書情報

星見さんの紹介ページをみて凄いなと思ったのは、文書情報をちゃんと出している点。
Kindleなどに慣れているユーザーなら、どういうファイルに、どんなデータが収録されているのか、言わずとも知れますが、電子書籍に馴染みのない人はやはり身構えるし、DLしたものの、予想とあまりに大きくかけ離れていると、騙されたような気分にもなるものです。
その点、星見さんのところは「媒体・形式(フォーマット)」「読了時間」「視点」「画数」「推奨年齢」がきっちり紹介されていて、データに対するイメージもしやすいと思います。
電子書籍に限らず、ITを使いこなしている作者から見れば、Kindle、ePubは当たり前、カクヨムやBook Walkerなどで作品を発表するのも日常かもしれませんが、知らない人から見れば、「何をやってるの、コワイ」って。それぐらい温度差があるものです。
仲間内の発表会なら「ググれ、カス」で済むかもしれませんが、相手はやはり「お客さん」、電子書籍とかまったく馴染みのない人にも分かりやすく説明するのが真の商売人だと思います。
電子書籍やITに詳しくない人の視線に立って、分かりやすく説明して、初めて、手に取ってもらえるのではないでしょうか。

君はキメラ 作品紹介ページ 文書情報

ショップへの動線

作品紹介の全容を見て、興味をもった人が、次のワンクリックでストアに行けるというのも重要なポイントです。

星見さんのページも、ページの末尾に、もう一度、ブックカバーと「詳細ページへ」の案内があります。
ワンページの中に、二度もブックカバーを掲載するなんて、くどい……と感じるかもしれませんが、企業や通販のオフィシャルサイトでも、くどいほどキャンペーンの案内がありますね。ここまで繰り返し見せられたら、どんな人でも覚えてしまいます。「うわっ、わたしの年収、低すぎ」の広告バナーも未だに覚えている人が少なくないのでは?
この「人の記憶に残る」というのが非常に重要なわけで、遠慮がちにやっていては、人の食指も動きません。
本気で作品を売りたければ、これぐらいインパクトのある見せ方をしないと、興味すら持ってもらえないと思います。

君はキメラ 作品紹介ページ 文書情報

HTMLタグかWordPressぐらい覚えなさい

作品を作るのも、発表するのも、なんでも既存の無料サービスで済まそう……という人も多いけど、インターネットで作品を公開するなら、HTMLタグの打ち方かWordPressぐらい習得することをお勧めします。理由は、作家としてコケても、HTMLタグやWordPressのスキルは一生ものの財産になるからです。将来、パン屋を開くにしても、会社に就職して広報を担当するにしても、「自分でウェブサイトを構築できる」「仕組みが分かる」というのは、大変な強みです。業者に頼めば、何万、何十万とかかる作業も、自分でやれば全部タダだし、思い付いたその時にぱっとネットの海に流せるのは大きなアドバンテージだからです。

またウェブサイトの仕組みが分かれば、悪質なネット商法に騙されることもないし、既存のサービスに依存して、いいように利用されることもない。

確かにインディーズの立場は弱くて、影響力も劣るかもしれないけれど、『他者に搾取されない』という点では非常に強いし、とりわけウェブサイトの技術は多方面に応用が利きます。仕事に活かすもよし、アフィリエイターを目指すもよし、社会活動のPRも自分たちで制作・運営すれば数十万のコストが節約できますよ。

誰にも頼れないなら、なおさらスキルを身に付けて、自分の場所を確保した方がいい。

今の時代、HTMLタグやWordPressの技術を学んで損した……という話も聞かないですし、それこそタダで習得できますから(ネット中に親切丁寧なハウツーが溢れている)、強くおすすめします。

自作はドヤ顔で売れ

私が声を大にして申し上げたいのは、『自作は堂々と売れ』ということです。

無名で、インディーズで、Kindleストアでも全然売り上げがなくて……という方が縮こまる気持ちも解ります。

でも、たこ焼きを買う時、貧相な屋台で、元気のないオッチャンが「うちのたこ焼き、美味しくないかもしれないけど、買ってくれたら嬉しいな、エヘヘ」みたいに売ってる店と、ネオンギラギラの屋台で、威勢のいいオッチャンが「美味いで、新鮮やで、大阪一のたこ焼きやで~」と身体張って売ってる店と、どちらで買います? やはり後者でしょう。

小説もそれと同じ。

「拙い作品ですけど、ポチっとしてくれたら嬉しいな、エヘヘ♪」みたいに遠慮して、棚ぼた式の幸運を待っても、貧相な屋台には客は来ないです。

同じ拙い作品でも、元気な作者が胸を張って「このキャラクターに力を入れました! ここが見所です!」とアピールしてる作品の方が、魅力的に見えるのではないですか?

ある意味、自信というのは、自分がかけた努力の量に比例します。

一ヶ月ぐらいで手先で書いた作品と、数ヶ月、みっちり下調べに時間をかけて、悪銭苦闘しながらも必死で書き上げた作品では、本人の気概も違うし、作品のオーラも違います。

やはり相手に叩き付けるぐらいの迫力がないと、小手先で珍しいものを作っても、後が続かないと思いますよ。

私の知人がずっとコミケに通っていたのですが(1990年代の話)、中には、せっかく数十万かけて同人誌をこしらえても、全然、お客がつかなくて、淋しい思いをしているブースもあるそうです。
それでも、作り手がしょんぼり腰掛けているのではなく、恥も外聞もかなぐり捨てて「どうぞ見ていって下さい!」、一瞬でも手に取ってくれた人には「ありがとうございましたぁ! またお願いしますっ!」と元気よくやってるブースなら、同情で一冊、二冊と、買っていく人もあるそうです。

確かに『先生』と呼ばれるレベルの人に比べたら、ちょっと残念な作りかもしれないけども、「作品を描きあげて、同人誌を手作りした」という点ではスゴイと思うし(あの時代の入稿・製本・販売って、すべてアナログだからね)、自分たちの青春時代が一冊の本として残るのは価値あることですから。

自作はドヤ顔で売れ

同じ作品を作るなら、それだけの気概と努力を懸けて欲しいと願っています。

★おまけ★

昔のコミケは、携帯電話もなかったから、ブース間の連絡はみな口頭の伝達だったそうです。

中には数千万を売り上げてランボルギーニを乗り回す「有名な先生」もいらっしゃったそうで(会場の駐車場に外車が並んでいる)、税務署のチェックも定期的に入っていたそう。

普通のサラリーマンを装ってコミケ会場に侵入しても、オタクの殿堂みたいな場所に税務署のオッサンが張り込めば「ニオイ」ですぐに分かる。

そういう時、会場の関係者は「安全点検はいりま~す」みたいな隠語で、「これから税務署のチェックが来るぞ」という伝言をやってたそう。

すると、ブースの机から売上金をばっと隠して、「売れてません。儲かってません」アピールをしてた……という話があるのですが、今でもそうなのですか?

今でこそコミケや同人誌も市民権を得て、堂々とやってますけど、90年代だと、まだまだ肩身は狭いし、PC&インターネットもない。原稿も手書きで、紙のものをやり取りしていたわけですから、大変なガッツと労力ですよ。ついでに読者さんとの交流も電話や葉書で、顧客管理も手間だったと思いますよ。みな、友達の家の一室で、コタツを囲んで、やってたみたいですけどね。(そういうエピソード・マンガが同人誌の末尾に収録されていた)

それがここまで成長したんだから、やはりインディーズのパワーってすごいし、良き伝統は守って、アクティブな人生を送って欲しいですよね(販売ブースでしょんぼりしてたらダメだぞ☆)

興味のある方はぜひ。Kindle Unlimitedにも参加しています。

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