人と社会

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この会社で働いていると胸を張って言えるのか ~経営者の倫理と法令遵守

海洋調査が進む中、ファルコン・マイニング社のファーラー社長が視察にやって来る。自社の従業員もモノとしか思わぬ態度に、あんたの会社に『わたしはマイニング社で働いています』と胸を張って答えられる従業員がどれだけいるんだとヴァルターは詰め寄るが、ファーラーは決して考えを変えようとしない。

One Heart, One Ocean 海に生きる人々の願い ~立場や思想を超えて

それぞれが利益や幸福を追い求めるにしても、共同体には一つの目標が必要だ。どんな社会を作りたいのか、何を目指すのか。だが、今のアステリアには個々を繋ぐ理念がない。そんな中、アニバーサリー・ケーキに描かれた『One Heart, One Ocean』のメッセージに目を見張る。これこそ海洋社会の未来を示す標語だった。

二つの正義と罪の平原 文明を支える鉱業とそれを利用する人々の責任とは

宇宙文明を支える稀少金属ニムロディウムを一手に収めたファルコン・マイニング社に反発するヴァルターは鉱業局の調査官にも懐疑的だ。採鉱プラットフォームの立ち入り検査の後、疑心を率直に伝えると、調査官は相対する二つの正義について語り、罪の平原に立てば、鉱山労働者への責は皆同じだと説く。

一般ユーザーに説明する プロジェクト・マネジメントと大衆の理解

海洋情報ネットワークの構築が進む中、IT会社のキプリング社長は、そのアイデアがどれほど一般人に受け入れられるか、プレゼンテーションするよう促す。ヴァルターは若手社員にオープンデータベースの概要を説明するが、海洋情報に無関心な社員らの反応は微妙だ。優秀なプログラマーでもあるゾーイは「世の中の9割は『分からない人、努力しない人』なのよ」と指摘する。

未来のビジョンを『絵』に描く 大衆の心を動かす具体性と技術検証

ペネロペ湾に巨大な円環の海洋都市『パラディオン』が建設されれば、悪しき慣習と構造が持ちこまれ、同じ資本と権力が跋扈する。未来の硬直化を懸念するアルは、ヴァルターの描く『リング』こそアステリアに豊かさをもたらすと確信し、娘のリズに胸の内を明かす。彼の描く絵にそれほどの説得力があるのか、リズは半信半疑だが、伯母ダナの意見を聞いて納得する。

君も囚われのプレイヤー 押井守の映画『アヴァロン』

ポーランド在住の筆者がAVALONの魅力とポーランド語歌詞と作中に登場するポーランドの小物を紹介。果たして君が信じる世界は絶対なのか、頭のいいゲームマスターに踊らされ、延々と自分を消費しているだけではないか、Welcome to Avalon の行き着く先は何なのか、を哲学的に解説。

E=MC2 21世紀と個人主義と『カラスの勝手でしょ』

21世紀は自由でのびのびした個の時代が訪れるはずだった。だがこの十数年のうちに起きたのは個による分断と全体の衰滅で、歴史は一気に揺り戻しの方向に向かっている。カラスの勝手でしょと歌っていた子ども達が社会の中核を成す今、日本はどうするべきかという、ひょっこりひょうたん島な話です。

庶民の良心が社会を変える ~海洋情報行政とデータ共有の可能性

社会の発展を願うなら知的基盤の拡充は欠かせない。海洋情報の共有を提案するヴァルターはメイファン女史を訪れ、現場の中にも志を同じくする人が居ることを知る。一方、社会の混乱を懸念するリズは、情勢が落ち着くのを待っていたらおばあちゃんになってしまうと溜め息をつくが、庶民の良心が社会を良い方に動かすと彼は励ます。

抜け出す意思のある者だけが抜け出せる 不遇と幸運の境目 映画『8マイル』

貧困層と富裕層を分ける8マイル境界線の内側で、生活力のないシングルマザーと幼い妹とトレーラーハウスで暮らすラビット。ライムを作る才能に恵まれながらも、惨めな境遇から抜け出す術を持たない。初めてのラップコンテストで敗北しながらも、ノートにライムを書き綴り、本気で8マイルの外に抜け出す意思を固めていく。不遇にあえぐ若者への力強いエールでもある。

復興ボランティアと心の再建 ~今日の努力が常しえに故郷を支えるように

洪水で壊滅した故郷では復興ボランティアが全力で植樹や土壌改良を行い、町の再建に力を尽くしていた。一方、自治体は沿岸を埋め立て、商業施設を建設することを画策。元住民は反発するが、様々な思惑が交錯し、再建は一向に進まない。オランダの干拓地や海岸線の写真を掲載。水と共に生きてきた国の歴史が窺える。

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