絵画の話題

Florentina Pakosta の 『Forming Male Society』ウィーン・アルベルティーナ美術館より

日本ではほとんど知られていない、美術家 Florentina Pakosta (フロレンティーナ・パコスタ)のエキシビション(ウィーン・アルベルティーナ美術館)より。 芸術分野における女性差別に反抗し、ひたすら男性を観察し、細部にわたって描き続けるFlorentinaの代表作が、Menschenma […]

地獄という芸術 絵本『蜘蛛の糸』芥川龍之介

昔から芥川龍之介の『蜘蛛の糸』には大いなる疑問があります。 もし、カンダタが善い人で、蜘蛛の糸が切れなかったら、その後ろにぞろぞろ付いてきた数十万だか数百万だかの地獄の罪人も、お釈迦様は一緒にウェルカムしたのであろうか……ということです。 中には本当に業罰の必要な罪人もあるだろうし、たまたまラッキー […]

海外版青空文庫『Project Gutenberg』無料で原書がDLできる

御存知の方もあるかもしれませんが、海外版の青空文庫『Project Gutenberg』(グーテンベルク・プロジェクト)で古典の名作の原書を無料でダウンロードすることができます。いわゆる、「世界文学」「哲学」の類です。ドイツ語やフランス語もあります。 Project Gutenberg たとえばオス […]

「オタク」と「ザイタク」をごっちゃにしないで~

Record Chinaさんで、「近頃の大学生がオタク化して困ってます」的な記事が配信されていたので、「意味不明な世界観にどっぷり浸かって、一般社会の普通人と話が噛み合わなくなっている」という状況なのかしら、と想像していたら、ちゃうちゃう、内向き志向、在宅傾向が強まっているというだけの話で、それは「 […]

『ジャガイモを食べる人々』ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの時代から

先週、ガラスで指を切る前に買ったジャガイモ2キログラム。 一週間、水仕事が出来ない間にすっかり芽吹いて、ジャガイ・ヨシノ状態になってしまった。 「おめぇ、こんな所で満開して、どうするんじゃい」 と一人でツッコミを入れながら、しょうーがないので皮剥き。 とにかく、取れるだけ芽を取って、マッシュ・ポテト […]

西洋美術の入門書(カワイイから本格派まで)

美術関係の本を集めてみました。 美術というと敷居が高いように感じられるかもしれませんが、美術、特に西洋絵画が分かれば海外旅行の面白さも倍増します。 今までルーブルやオルセーのような有名美術館に足を運んでも退屈なだけだった方も、「どこか外国に行きたいけど、どこに行ったらいいか分からない」という方も、お […]

愛する人の面影を留めて ~ルブラン夫人の肖像画~

フランスの宮廷画家ルブラン夫人はマリー・アントワネットや家族の肖像画を何枚も描きました。「実物よりちょっと美しく描く」のが人気の秘密だったようです。ベルばらでは「王妃さまのお肌があまりにも美しくすきとおっていて、どんな絵の具をつかっても、その色がでないのでございますもの」と溜め息をつく場面がありますが、実際、白人女性にはミルクのように素晴らしい肌色の持ち主がいます。マリーの肖像がにはルブラン夫人の優しい友情が感じられます。代表的な作品を画像で紹介しています。

疲れ果てて ゴッホ展の思い出

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの作品に『 worn out 疲れ果てて』という作品がある。 十八の時、ゴッホ展で初めて本物を目にしたのだが、見た瞬間、絵に突き飛ばされそうになった。 そこには、見る者を圧倒するような、凄まじい情感が渦巻いていたからだ。 それは一人の中年男が椅子に腰掛け、頭を抱えている絵 […]