幸せの感じ方と心の空白に気付くこと

“私には、私の愛を糧にして生きてくれる人が必要だった。

貪りもせず、無駄にもせず、その全てを自分の血と肉にしてくれる人が。

どんな人間にも、魂に空白がある。

プラトン風に言えば、人は自分の魂の片割れを求めて彷徨っているわけだが、その空白に気付かなければ、片割れにも出会いようがない。

言い換えれば、自分の魂の空白に気付くことから幸福が始まるわけだ。

ところが、幾多の人が、その空白に気付きもしなければ認めもせず、無駄な回り道ばかりして人生を虚しくしている。

空白を意識するのが怖いからだ。

人間は自分の弱さや欠けを直視しないかぎり、決して幸せにはなれない。

幸せになるということは、その前に、非常に痛みを伴うものなのかもしれない。

初稿:2002年5月1日

Morgenrood 曙光

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この記事を書いた人

石田 朋子

文芸愛好家&サブカルチャー・ファン。主に70年代~90年代の作品に思い入れがあります。寺山修司の名言『詩を作るより、田を作れ(揶揄)』をモットーに、好きな作品を次代に伝えることを目標にしています。海外在住につき、現代日本とは相容れない所がありますがご容赦ください。趣味はドライブと登山。