恋だけが、真の意味で、人間を完全にする

恋は、異質世界との融合だ。

「異性」という、異質の人間との遭遇――
「情熱」という、未知の感情との遭遇――
「自分」という、自身でさえ気付かぬものとの遭遇――

『異』なればこそ、憧れ、欲する。
心と身体の≪何か≫を満たそうとして。

恋は変え、恋は解き放つ。
この『魂の変容(メタモルフォーゼ)』こそ、恋の本質と見た。

恋だけが、真の意味で、人間を完全にする。

私たちは皆、片翼の鳥なのだ。

記:1998年秋

Morgenrood 曙光

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この記事を書いた人

石田 朋子

文芸愛好家&サブカルチャー・ファン。主に70年代~90年代の作品に思い入れがあります。寺山修司の名言『詩を作るより、田を作れ(揶揄)』をモットーに、好きな作品を次代に伝えることを目標にしています。海外在住につき、現代日本とは相容れない所がありますがご容赦ください。趣味はドライブと登山。