技術の真価は、それを持つ人間の思想に支配されている(本田宗一郎)

人間は牙と毛皮の代わりに、手と頭を与えら選れた。
厳しい自然を生き抜く為に、「考える力」と「作り出す力」を授けられた。
それは生存の為の手段であり、進化のための道具である。
しかし、時にそれは種を脅かす凶器ともなる。
我々は常に選択せねばならない。その力を何処に向け、何のために使うかを。

『科学技術に優先するものは人間の正しい思想である。技術を持つ人間が、それをどのように利用するか、世の中に貢献するか、しないかで、その価値が決まる。技術の真価は、それを持つ人間の思想に支配されているのだ』 (本田宗一郎の言葉)

初稿:1999年1月13日

AIもITも、人間が創造する限り、そこには人間的な過ちが残る。

ワンコが飼い主に似るように、

製品がメーカーに似るように、

技術もまたそれを作り出した人間の思想を色濃く反映して、右か左かに傾く。

万能に見えるGoogleでさえ、いまだインチキ医療情報を排除しきれない。

あるいは、本気で、あのメーカーの作る自動運転車を信頼するのだろうか。

技術は、人間の能力を超えることができても、決してその思想哲学を超えることはできない。

歪な人間からは歪なAIが、

邪な人間からは邪なITが、

生まれて、そして、支配する。

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この記事を書いた人

石田 朋子

文芸愛好家&サブカルチャー・ファン。主に70年代~90年代の作品に思い入れがあります。寺山修司の名言『詩を作るより、田を作れ(揶揄)』をモットーに、好きな作品を次代に伝えることを目標にしています。海外在住につき、現代日本とは相容れない所がありますがご容赦ください。趣味はドライブと登山。