Clair de Lune 恋の詩

私の密かな吐息
世界で誰も知り得ぬ想いを
月が代わりに語ってくれる


私たちは怯えながら
身を寄せ合い
言葉にならぬ言葉を交わした

この恋は 誰も知らない
知られてはならない
秘密が心を燃やし
沈黙が愛をいっそう貴くする

ひりひりと風が吹きすさぶ中
夜闇だけが優しかった
二人の恋を守ってくれた

見上げれば月が輝く
甘い苦しみにも悦び満ちて

Clair de Lune
私の密かな吐息
世界で誰も知り得ぬ想いが
今日も地上に滴り落ちる

初稿:2002年5月1日

Morgenrood 曙光

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この記事を書いた人

石田 朋子

文芸愛好家&サブカルチャー・ファン。主に70年代~90年代の作品に思い入れがあります。寺山修司の名言『詩を作るより、田を作れ(揶揄)』をモットーに、好きな作品を次代に伝えることを目標にしています。海外在住につき、現代日本とは相容れない所がありますがご容赦ください。趣味はドライブと登山。