3/69ページ

3/69ページ

アルベール・カミュと自殺論 ~正論で人は救えるか

2000年の産経新聞に掲載された『10代の声』という投稿より。 人間同士支え合い 自殺を減らそう ー新聞販売店社員 男性 19歳ー 8月18日付本紙朝刊で、自殺者が二年連続で3万人を超えたと報じられた。 少なくとも私には自ら命を絶つことはできない。死ぬ勇気があるなら、もっとほかにできることがあったは […]

Florentina Pakosta の 『Forming Male Society』ウィーン・アルベルティーナ美術館より

日本ではほとんど知られていない、美術家 Florentina Pakosta (フロレンティーナ・パコスタ)のエキシビション(ウィーン・アルベルティーナ美術館)より。 芸術分野における女性差別に反抗し、ひたすら男性を観察し、細部にわたって描き続けるFlorentinaの代表作が、Menschenma […]

出会いを生かすのも能力の一つ

私は「出会い」を生かすのも、一つの人間の能力だと思っている。 同じ出会っても、何も感じず、何も学べなかったら、それは出会わなかったと同じ事。 人との出会いは、物体と物体の衝突ではない。 『1+1=3』の、心と心の融合だ。 人生は、どんな人と出会い、何を得たかで決まる。 「出会い」から何も掴めず終わっ […]

インテリアの魅力 ~プラハ城の通用門にて

プラハ城の通用門にて。(裏庭から街路に通じる門) インテリアの魅力がぎゅっと凝縮されたような一枚と思う。 古びた石の壁に、さりげに寄り添うテラコッタの鉢植え。それも二つ、絶妙な間隔で置かれているのがポイント。 インテリアはお金をかけなくても、ちょっとした工夫で素晴らしくお洒落に見える。 石段に二つの […]

人間の孤立の時代と偉大な思想を絶やさぬ試み

なぜなら今世紀においては万人が個別に分裂して、だれもが自分の穴に閉じこもろうとし、だれもが他人から遠ざかって、自分の身も、自分の所有物も他から隠そうとし、あげくは自分が他の人々に背を向けられ、逆に自分も他の人々に背を向ける結果になっているからです。ゾシマ長老の説教は、ドストエフスキーから全人類に向けた遺言でもある。

俗界で生きよ ~何が人間を強くするのか~                             

死の床にあるゾシマ長老は、心から慕う若いアリョーシャに「家族のもとへは行ったのだな、兄には会ったかの? あすも行くのじゃ、あとのことはほうり出しても、いそぐがよい。ことによると、まだいまなら恐ろしいことが起るのを防げるかもしれぬ。わたしは機能、あの人の大きな未来の苦しみの前に頭を下げたじゃ」と将来カラマーゾフ家で起きるであろう、不吉な出来事を予言する。

批評における傾向と対策について・一億総評論家時代の幸福術『バレエワンダーランド(1994年)』より

愛なき評論はアーティストを殺す。誰もが気軽に作品の意見や感想を述べられる時代だからこそ、いっそう深く静かに作品と向かい合う姿勢が大切というコラムです。プロの舞台批評に大事なポイントが述べられています。

真理は人間を自由にするはずだった → 自惚れから悪魔の側へ

「人間たちは、かつてのいかなるときにもまして、自分たちが完全に自由であると信じ切っておるのだ。そのくせ彼らは自分からすすんでその自由をわしらに捧げ、うやうやしくわしらの足もとに献呈してしまっておるのだがな」ここでいう『自由』というのは、「束縛されない」ではなく、「何でも好きなことができる選択の自由」の意味だ。即ち『原罪』の延長でもある。

1 2 3 4 5 6 7 69