インテリアの魅力 ~プラハ城の通用門にて

プラハ城の通用門にて。(裏庭から街路に通じる門)

インテリアの魅力がぎゅっと凝縮されたような一枚と思う。

古びた石の壁に、さりげに寄り添うテラコッタの鉢植え。それも二つ、絶妙な間隔で置かれているのがポイント。

インテリアはお金をかけなくても、ちょっとした工夫で素晴らしくお洒落に見える。

石段に二つの鉢植えを置くだけで、カフェになりそうなセンス。欧州の観光地は、こういう小物使いが素晴らしい。

プラハ城 通用門

本当はこっちのアングルがメインでした。

しかし、カメラを向けた時、私が彼らを撮影しているものと勘違いして、ポーズを決めてくれたので、仕方なく……というか、笑顔で撮影。

まさか「ちゃう、ちゃう、君らとちゃうねん、この壁を撮りたいねん」とは言えず(;´Д`)

その後、人影がなくなったのを見計らって、再度シャッターを押したのですが、やはり微妙にズレました。

構図は上の写真の方が断然いいよね。

プラハ城 カフェになりそうな景観

豊かな暮らしとはなんぞや?

インテリアの極意は、なんでもない空間に動きや色彩、異なる印象を生みだすことだと思う。

この通用門にしても、鉢植えがなければ、古びた石壁とコンクリートの石段が連なるだけだが、たった二つの鉢植えだけで、これほどロマンティックな雰囲気を醸し出すことができる。それも、この位置、この大きさだから、この場所に映えるのであって、鉢植えが小さかったり、大きすぎたり、置き場所が一段でも違っていたら、印象も大きく異なるだろう。

大きさは適切か、どの位置がより美しいか、それを瞬時に判断するのがセンスであって、その源泉は、世界に対する感じ方や考え方にある。

昨今、「シンプルライフ」とか「ミニマリスト」とか、持たない生き方が流行しているが、それでも「飾る気持ち」は持ち続けた方がいい。

飾る気持ちは、心に余裕がなければ決して生まれないし、心の余裕こそが幸福の源だからだ。

プラハ城のインフォメーション
https://www.prague.eu/ja/object/places/31/prazsky-hrad

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この記事を書いた人

石田 朋子

文芸愛好家&サブカルチャー・ファン。主に70年代~90年代の作品に思い入れがあります。寺山修司の名言『詩を作るより、田を作れ(揶揄)』をモットーに、好きな作品を次代に伝えることを目標にしています。海外在住につき、現代日本とは相容れない所がありますがご容赦ください。趣味はドライブと登山。