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海洋科学と社会

生きる海は一つ 対立を超えて共存共栄の未来へ ~優遇される新興勢力と取り残される既存社会

導き手を失ったアステリアでは今後の海洋開発をめぐって意見交換会が開かれるが、優遇される新興勢力と忘れ去られる既存社会の間で激しい対立が起きる。平和を願うリズは論争を収めようとするが、議論はエスカレートするばかり。そこでヴァルターが助け船を出し、共存共栄を強く訴えかける。

庶民を顧みない開発会議と政治の現実 ~社会の分断と公人の無関心

社会の分断 世界平和の掛け声とは裏腹に、これから世界はますます分断し、相容れない階層 VS 階層の闘いになっていくだろうと思います。 人種や民族間の対立もそうですが、さらにその中で上流・中流・下流と分かれ、縦横に細分化していくのが未来の姿であろうと。 ある意味、上流・中流・下流の階層間争いの方が、人 […]

デザイナーの心 意匠と形 ~社会への思いやりが都市設計の基盤となる

指導者を失い、政治も混沌とする中、ヴァルターは自身の海洋都市『リング』のアイデアの是非を問う為、アンビルトアーキテクトの先鋭を訪れ、肝心なのはデザインに現れる心のフレームワークだと助言を受ける。都市をデザインすることの意味を考える中、多くの住民が暮らす水上ハウスの問題に気付く。

デザインとは精神の具象 アイデアの対極は『無』 無駄と決めつけずに考える

アンビルトアーキテクトの第一人者である社長と面談した彼は、実作されないデザインにも価値はある、肝心なのは精神の具象だと教えられる。自身のアイデアに一つの可能性を見出しながらも自信を持てない彼に、恋人は『アイデアの対極は無である』と示唆する。

自然保護か、産業開発か 科学の良心と生命への敬意が海洋社会の公益をもたらす

土着生物の発見と資源開発をめぐり、宇宙開発機構による公聴会が開かれる。自然保護など必要ないと主張する鉱山会社と、生命に謙虚であるべきとする彼の間で議論になるが、共存共栄を願う彼の言葉は大勢の胸を打つ。モデルとなったカムチャッカ半島の火山や自然の風景も併せて。

子供の知的好奇心と勇気が海洋科学の礎 ~潜水艇と子供の見学

仕事が暗礁に乗り上げたヴァルターは気分転換に潜水艇プロテウスの格納庫に赴く。そこには深海調査の実況で興味をもった小学生が見学に訪れていた。子供が苦手なヴァルターは渋々説明を始めるが、好奇心に目を輝かせる子供達と接するうち、海洋社会の未来に思いを馳せるようになる。JAMSTECのキッズコーナーと併せて。

権力に折れるか、科学の良心に従うか ~学説も金で買える時代だよ

深海調査が順調に進む中、一人のスタッフが画像データの改竄を指摘する。そこにはウェストフィリア島の真実が隠されていた。調査の出資者でもあるロバート・ファーラーは「深海で何を見ても見なかった振り」を強要し、ヴァルターは科学者の良心から反発するが、ファーラーは学説も金で買える時代と脅迫する。

>海洋小説『曙光』MORGENROOD

海洋小説『曙光』MORGENROOD

ニムロディウムという架空の金属元素を中心に、鉱業、海底鉱物資源、深海調査、海洋情報ネットワーク、建築&デザインなどをテーマに描く人間ドラマ。水深3000メートルに眠るニムロディウムの採掘は世界を変えるのか。生の哲学を中心に海洋社会に生きる人々の願いと攻防を描きます。Google Driveにて無料サンプルPDFも配布中。

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