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アニメ&漫画

38歳 マリー・アントワネットと同じ年齢になる(ベルサイユのばらに寄せて)

 この世には、その身にならないと分からないことがたくさんある。  私も、10代の頃は、「マリー・アントワネットという女性は、なんと愚かで、浅はかなのかしら」と思っていたが、自分も結婚し、子供を生み、マリーと同じ年齢だけ生きたら、彼女がそうならざるをえなかった理由も分かるような気がした。  ルイ16世 […]

マリア・テレジアの選択 (ベルサイユのばらに寄せて)

 仕事を持つ母親にとって、一番心に突き刺さるのが、「子供と仕事と、どっちが大事なの?」という問いかけだろう。  「どっちが大事」と訊かれても、どちらとも言えないし、こればかりは比べようがない。もちろん、「子供が大事」なことは言うまでもないが、子育てと同じだけの力配分を持って、仕事にもアクセルをかけよ […]

恋人たちの夏時間(ベルサイユのばらに寄せて)

 ヨーロッパの夏の日照時間は長い。  夏至の頃には、夜の九時を過ぎても、まだ顔の見分けがつくほど明るく、広場も、食後のビールを楽しむ人々でごった返している。夏のこの季節、「夜」と言えば、十時以降を差し、「十時になったから帰ろう」ではなく、「さあ、これから街に繰りだそう」なのである。  もっとも、マリ […]

プチ・マリーの行方(ベルサイユのばらに寄せて)

マリーは多くの人間にかしずかれ、自分から誰かの為にケーキを焼いたり、窓を磨いたり、足腰の弱ったおばあさんを支えてあげたり……といった行為とはまったく無縁に、生活の隅から隅まで、最高の尊敬を払われてきた。しかし、与えられるばかりで、自ら与えるチャンスが無いというのは、一見、楽なようで、実は心の地獄なのではないだろうか。

お手製ショコラの思い出(ベルサイユのばらに寄せて)

 私が小学生の頃、周囲で、ベルばらを熱心に読んでいる子は非常に稀であった。彼女たちの愛読書と言えば、「チッチとサリー」みたいな、ほのぼの恋愛マンガか、「キャンディ・キャンディ」のような、少女が主人公の物語が大半で、歴史ものや大人の恋愛ものを読み耽るような、ませた子供は限られていた。  ゆえに、「ベル […]

もしジョゼフィーヌに子供が生まれていたら

パリにあるロダン美術館の庭から、『考える人』の肩越しに、アンヴァリッドの壮麗なドームを、ほんの少しだが眺めることができる。 先に旅行した際は、時間がなくて、アンヴァリッド訪問は叶わなかったけれど、「ああ、あそこに、私の大好きなナポレオンが眠っているのだなあ」と思うと、心の中で静かに手を合わせたくなっ […]

宇宙戦艦ヤマトと銀河鉄道999 ~無節操な続編に怒る~

そりゃね、ワタクシの年代で、ヤマトも999も見てない――という人は、希有ではないかと思います。 これをリアルタイムで見た時のインパクトというのは、今の子供達の比ではないですよ、本当に。 私はもともと、天文学とか星座物語なんかが大好きで、ほとんどの星座は記憶していたし、小学校の頃には、貯金をはたいて大 […]

『北斗の拳』と兄弟論 兄弟ならば、違う道を歩むがよい!

私は『北斗の拳』の伝承者争いのエピソードが好きで、キャラクターで言えば直情型の長男ラオウ、技で言えば、北斗究極奥義『無想転生』が好きなんですよネ。 なぜか全巻持っているので、家に来た人がいつもビックリするのですけど。(それも愛蔵版^^;) 「伝承者争い」の巻は、原作者 武論尊の哲学が随所に散りばめら […]

プロとアマの違い ~池田理代子のインタビューより~

学生というのは依然アマチュアには違いないのだが、それは、プロの道に至る登山口に一歩を踏み入れたアマチュアである。優れた歌手の歌う声が、何故あれほどにまで人の心を打つのかといえば、ただひとつの音、ただひとつの言葉の発音にも、厳しい全身の鍛練と長い歳月の勉強があるからである。

>海洋小説『曙光』MORGENROOD

海洋小説『曙光』MORGENROOD

ニムロディウムという架空の金属元素を中心に、鉱業、海底鉱物資源、深海調査、海洋情報ネットワーク、建築&デザインなどをテーマに描く人間ドラマ。水深3000メートルに眠るニムロディウムの採掘は世界を変えるのか。生の哲学を中心に海洋社会に生きる人々の願いと攻防を描きます。Google Driveにて無料サンプルPDFも配布中。

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