創造する者とは、人間の目的を大地に打ち立て、大地に意味と未来を与えるもの

創造する者とは、人間の目的を大地に打ち立て、大地に意味と未来を与えるもの 『ツァラトゥストラはかく語りき』

何が善であり悪であるか、そのことを知っているのは、ただ創造する者だけだ。
そして創造する者とは、人間の目的を大地に打ち立て、大地に意味と未来を与えるものである。
ツァラトゥストラ (中公文庫プレミアム) 手塚富雄・訳

ニーチェ流に解釈すると、「天」はキリスト教的な、受動的な生の象徴であり、「大地」はままならぬ現世といったところでしょうか。

たとえこの世で不遇にみまわれたとしても、「天」の美徳に逃げず、「大地」にしっかり足を着け、生を肯定しつつ生きることを彼は説いています。

創造とは、単に「ものを創る」という事ではなく、人間が生きる上で必要な「生の目標」を、この大地に自ら見出す事なんですね。

そういう意味では生き抜くこと自体が「創造」といえるかもしれません。

初稿:1999年1月13日

Createとは、無から有を創り出すこと。

人生に意味を持たせるのも、自らの価値を見出すのも、創造に含まれる。

たいそうな目標でなくていい。

退屈な日常に楽しみを持ちこむことも立派な創造だ。

今まで洋楽に何の関心ももたなかった人が、突然、クイーンにはまるのも立派な創造だし、誰も何の関心ももたない陶器に惚れ込むのも創造に内に入る。

北斗の拳』で言うところの『無想転生』――無を転じて、生を拾う――というやつだ。

あなたという存在も、元々は、無なのだから、今、この大地に生きて、何かを為しているなら、そうして生きること自体がニーチェの言うところの”創造”なのである。

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